天神二子古墳（読み）てんじんふたごこふん

日本歴史地名大系 「天神二子古墳」の解説

天神二子古墳
てんじんふたごこふん

[現在地名]館林市高根

館林市の北西部に北東から南西にむけて形成された、内陸古砂丘上の東南側斜面に構築された前方後円墳。墳丘は中世以降の削平により破壊が著しく、近年完全に消失してしまった。周辺にも円墳が何基か存在していた。昭和三七年（一九六二）・四六年の二度にわたり発掘調査された。墳丘は一種の二段築成を意図したもので、周堀の墳丘側掘込み部分と盛土の裾部分との間に地山のテラス面があり、基壇的効果を出している。主軸を東西にとり、東側を後円部とする。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内

出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または，発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが，一般には，ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

AppStore

コトバンク for Android

GooglePlay