日本歴史地名大系 「天神尾古墳群」の解説 天神尾古墳群てんじんおこふんぐん 佐賀県:神埼郡神埼町城原村天神尾古墳群[現在地名]神埼町大字城原字北外勢福寺(せいふくじ)城跡のある城山(じようやま)の南の谷間にある。別称として猿岳(さるだけ)古墳群、猿岳百塚。猿岳・早稲隈(わさくま)山・帯隈(おびくま)山一帯のおよそ四〇基にも及ぶ横穴式石室内蔵の小円墳群をいう。古墳時代末期のもので、副葬品にも武具・馬具・生産用具など、日常生活に密接したものが多い。丘陵斜面と平坦部との二群から形成されている。丘陵斜面に築成された一九基からなる一群は、七世紀後半から八世紀初頭にかけて築造された終末期の古墳群と推定され、五―一五メートルの間隔をもって群集している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by