天竺菩提樹(読み)テンジクボダイジュ

デジタル大辞泉 「天竺菩提樹」の意味・読み・例文・類語

てんじく‐ぼだいじゅ〔テンヂク‐〕【天××提樹】

クワ科の常緑高木。高さ6~20メートル。葉は卵円形で先が細長く伸び、花・果実はイチジクに似る。インド原産で、この木の下で釈迦が悟りを得たといわれる。インド菩提樹

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精選版 日本国語大辞典 「天竺菩提樹」の意味・読み・例文・類語

てんじく‐ぼだいじゅテンヂク‥【天竺菩提樹】

  1. 〘 名詞 〙 クワ科の常緑高木。インド、スリランカなどの原産で、日本へは明治の終わり頃に渡来し、観葉植物として温室で栽培される。枝や幹から太い気根を生じ、地面に達して肥大し幹状の支柱根となり、一株でも小さな林をなす。葉は広卵形で先端が尾状に長く伸びる。原産地では季節にほとんど関係なく生育するが、花は春から夏に咲くことが多く、イチジクのように嚢状花房の中に隠れて咲く。釈迦がこの木の下で悟りを開いたといわれ、仏教では神聖な木とされる。単に菩提樹とも呼ばれるが、日本の寺院などに植えられることの多い菩提樹は、シナノキ科の全く別の植物。インドぼだいじゅ。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「天竺菩提樹」の解説

天竺菩提樹 (テンジクボダイジュ)

学名Ficus religiosa
植物。クワ科の常緑高木

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