天筆和合楽(読み)てんぴつわごうらく

精選版 日本国語大辞典 「天筆和合楽」の意味・読み・例文・類語

てんぴつ‐わごうらく‥ワガフラク【天筆和合楽】

  1. 〘 名詞 〙 天上に相応じて地上にも福が満ちてめでたい意を成句の形でいったもの。もと舞楽、「万秋楽」の異名「天地和合楽」によって、江戸中期、新年の書き初めや手まり唄として普及した。天筆和合神。
    1. [初出の実例]「いとし殿御は破魔弓はじめさ、あのどうらくめ、むかひこよねが羽をつくにの、手鞠つくにの、よいつくつくつくにはつてんひつわがふらくとぶっつけた」(出典:歌謡・松の落葉(1710)四・どうらく踊)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む