天筆和合楽(読み)てんぴつわごうらく

精選版 日本国語大辞典 「天筆和合楽」の意味・読み・例文・類語

てんぴつ‐わごうらく‥ワガフラク【天筆和合楽】

  1. 〘 名詞 〙 天上に相応じて地上にも福が満ちてめでたい意を成句の形でいったもの。もと舞楽、「万秋楽」の異名「天地和合楽」によって、江戸中期、新年の書き初めや手まり唄として普及した。天筆和合神。
    1. [初出の実例]「いとし殿御は破魔弓はじめさ、あのどうらくめ、むかひこよねが羽をつくにの、手鞠つくにの、よいつくつくつくにはつてんひつわがふらくとぶっつけた」(出典:歌謡・松の落葉(1710)四・どうらく踊)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android