太刀懸(読み)タチカケ

精選版 日本国語大辞典 「太刀懸」の意味・読み・例文・類語

たち‐かけ【太刀懸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 太刀をかけること。また、そのための台。
    1. [初出の実例]「九郎判官義経の家の跡、太刀かけの松とて名木あり」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)六)
  3. 「たちかけ(太刀懸)の草摺」の略。
    1. [初出の実例]「丸鞘の太刀に、虎の皮の尻鞘かけたるを、太刀懸(カケ)の半に結てさげ」(出典太平記(14C後)一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む