太田亮(読み)オオタ アキラ

20世紀日本人名事典 「太田亮」の解説

太田 亮
オオタ アキラ

大正・昭和期の歴史学者 立命館大学教授。



生年
明治17(1884)年7月1日

没年
昭和31(1956)年5月27日

出生地
大阪府吉野郡下市村(現・奈良県吉野郡下市町)

学歴〔年〕
神宮皇学館〔明治43年〕卒

学位〔年〕
法学博士(立命館大学)〔昭和20年〕

経歴
内務省考証官補、同省嘱託などを経て、昭和9年以来、西園寺家の「管見記」編集に携わり、16年立命館大学教授となった。戦後は24年近畿大学短期大学部教授、30年専修大学教授を歴任。専門は日本古代史だが、氏族制度系譜学、地誌編集に業績を残した。著書に「日本古代氏族制度」「日本古代史新研究」「漢韓史籍に顕はれたる日韓古代史資料」「日本上代に於ける社会組織の研究」「姓氏家系辞書」「姓氏家系大辞典」(全3巻 角川書店)「家系系図の合理的研究法」「日本国誌資料叢書」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「太田亮」の解説

太田亮 おおた-あきら

1884-1956 大正-昭和時代の日本史学者。
明治17年7月1日生まれ。内務省嘱託をへて,昭和16年立命館大教授。戦後は近畿大,専修大教授をつとめた。氏族制度の研究で知られ,「姓氏家系大辞典」「家系系図の合理的研究法」などをまとめた。昭和31年5月27日死去。71歳。奈良県出身。神宮皇学館卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「太田亮」の解説

太田 亮 (おおた あきら)

生年月日:1884年7月1日
大正時代;昭和時代の歴史学者。立命館大学教授;専修大学教授
1956年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の太田亮の言及

【系図】より

…西洋では16世紀以後,フランス,ドイツに発達したが,日本でも江戸幕府の家譜編纂の必要より,その萌芽が見られるが,本格的なものは明治以後のことである。系譜学は太田亮一人に終始するが,一本の系図の採るべき部分,真偽の判定の作業の方法,その説はまことに的を射たものである。族譜【加藤 秀幸】
【ヨーロッパ】
 旧約聖書の《創世記》《列王紀》にもすでに見られるように,統治者の正統性を家系から立証しようという関心は古いものである。…

※「太田亮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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