精選版 日本国語大辞典 「夾笇・夾算」の意味・読み・例文・類語
きょう‐さん ケフ‥【夾笇・夾算】
〘名〙 巻物または書物の紙挟みで、検出用や読みかけのしるしとして用いる道具。長さ約九センチメートル、幅約一・五センチメートルの竹や木を薄く削り、三分の二ほど裂いて、それ以上裂けないように糸やこよりなどで裂け目の基部を巻いて縛ったもの。今のしおりにあたる。
※枕（１０Ｃ終）二三「知ると申す人なきをば、やがてみなよみつづけて、けふさんせさせ給ふを」
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