契経(読み)カイキョウ

デジタル大辞泉 「契経」の意味・読み・例文・類語

かい‐きょう〔‐キヤウ〕【契経】

仏語。仏教経典総称。経。人の心にかない、法の理に合するので契という。
修多羅しゅたら2

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「契経」の意味・読み・例文・類語

かい‐きょう‥キャウ【契経】

  1. 〘 名詞 〙 ( 経は人の資質に契(かな)い、法理に合するところからいう ) 仏語。仏陀が説いた教え。仏教聖典を集めた三蔵一つ。経典。
    1. [初出の実例]「金文玉字、字々呑百千之契経」(出典性霊集‐七(835頃)笠大夫奉為先妣造大曼荼羅像願文)

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世界大百科事典(旧版)内の契経の言及

【スートラ】より

…仏教もこれにならい釈迦の教法を文章にまとめたものを総称してスートラ(パーリ語ではスッタsutta)と呼んだ(ただし,仏教の〈経典〉には文体的にはスートラ体といえないものが多い)。漢訳では修多羅と音写され,経,契経,貫経などと訳される。仏典【高橋 明】。…

※「契経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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