奚嚢(読み)けいのう

精選版 日本国語大辞典 「奚嚢」の意味・読み・例文・類語

けい‐のう‥ナウ【奚嚢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「奚」はしもべ、「嚢」はふくろの意。唐の李賀従者錦嚢を背負わせ、詩ができると書いてその中へ投げこんだという「唐書‐李賀伝」の故事から ) 詩文を入れておく袋。
    1. [初出の実例]「風雪空添幾白鬚、奚嚢争得贏輸」(出典五山堂詩話(1807‐16)二)
    2. [その他の文献]〔柳貫‐夜行渓谷間梅花詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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