奥浦間口堀切(読み)おくうらまぐちほりきり

日本歴史地名大系 「奥浦間口堀切」の解説

奥浦間口堀切
おくうらまぐちほりきり

[現在地名]吉田町奥浦

奥南おくな半島突端から約二キロ余の地点を掘り切り、宇和島湾法花津ほけづ湾を結んだ運河。現在は奥南運河とよばれ、長さ約二〇〇メートル、幅約二〇メートル。

宇和旧記」によればこの運河は寛永三年(一六二六)宇和島藩が法花津浦の庄屋新蔵人に、富裕にまかせて鷹狩を楽しんでいた科代として掘らせたものである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報