奪叟全珠(読み)だつそう ぜんじゅ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「奪叟全珠」の解説

奪叟全珠 だつそう-ぜんじゅ

1588-1642 江戸時代前期の僧。
天正(てんしょう)16年生まれ。曹洞(そうとう)宗。薩摩(さつま)(鹿児島県)福昌寺の大麟(だいりん)全索,上野(こうずけ)(群馬県)泉通寺の応朔(おうさく)にまなび,福昌寺の日鑑寿益の法をつぐ。寛永年間に鹿児島藩主島津家久にまねかれて妙円寺住持となった。寛永19年6月24日死去。55歳。薩摩出身。俗姓は紀。号は仏照古心禅師。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android