好事門を出でず(読み)コウジモンヲイデズ

デジタル大辞泉 「好事門を出でず」の意味・読み・例文・類語

好事こうじもんでず

《「北夢瑣言ほくむさげん」から》よい行いは、なかなか世間に伝わらない。
[補説]「悪事千里を行く(走る)」と対で使われることが多い。→悪事千里を走る

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精選版 日本国語大辞典 「好事門を出でず」の意味・読み・例文・類語

こうじ【好事】 門(もん)を出(い)でず

  1. よい行ないは、なかなか世間に伝わりにくい。こうずは門を出でず。
    1. [初出の実例]「好事門をいでず、悪事千里を逝け共子をば忘れぬ親なるに」(出典:光悦本謡曲・藤戸(1514頃))
    2. [その他の文献]〔北夢瑣言‐六〕

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ことわざを知る辞典 「好事門を出でず」の解説

好事門を出でず

よい行いをしてもその評判はなかなか世間には伝わらない。

[解説] 「北夢瑣言」に「好事は門を出でず、悪事千里を行く」とあります。

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