悪事千里(読み)あくじせんり

  • あくじ
  • 千里(せんり)
  • 悪事

精選版 日本国語大辞典の解説

※多聞院日記‐天正一三年(1585)五月一九日「東金堂の鰐 盗人高札に打置処、和束よりひた十六貫にて搦出、則今日来了云々。悪事千里の諺眼前々々」

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四字熟語を知る辞典の解説

悪い行い・評判は、すぐに世間に知れ渡るということ。

[使用例] じいさんが障子をあけると二日間の溜め呑みをやった煙草けむりがむっとするほどへやのなかにこもってるじゃないか、悪事千里とはよく言ったものだね。たちまち露見してしまった[夏目漱石*吾輩は猫である|1905~06]

[使用例] しかし、悪事千里を走るのたとえにもれず、その年の秋のには、で亀菊御前という白拍子になり、後鳥羽院に愛されているということを、生口の島では知らないものはなかった[花田清輝*小説平家|1965~67]

[解説] 「悪事千里を行く(走る)」の略。「好事門を出でず」と対をなし、人の善行は容易には世間に知れないが、悪事はすぐに広まることをいいます。

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