精選版 日本国語大辞典 「如在」の意味・読み・例文・類語
じょ‐さい【如在・如才】
- 〘 名詞 〙
- [ 一 ] ( 「論語‐八佾」の「祭如レ在、祭レ神如二神在一」による語 ) 神・主君などが、眼前にいるかのように、つつしみかしこむこと。また、そのような態度で、ことをとり行なうこと。にょざい。
- [初出の実例]「冝レ令下二五畿七道一奉中幣境内諸神上。仍須下長官潔斎。躬向二社頭一。敬以奉進。必致中如在上」(出典:日本三代実録‐貞観八年(866)四月一四日)
- 「利生方便の社の前には、日を逐うて如在の霊殿を仰ぐ」(出典:大観本謡曲・松尾(1483頃))
- [ 二 ] あるがままにすること。丁寧にしないこと。下に否定の語を伴って用いることが多い。