妄意(読み)もうい

精選版 日本国語大辞典 「妄意」の意味・読み・例文・類語

もう‐いマウ‥【妄意】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. みだりに思うこと。いいかげんに考えること。憶測すること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「不妄意遷就、以雑己之私見」(出典語孟字義(1705)上)
    2. [その他の文献]〔荘子‐胠篋〕
  3. 意のままにするさま。勝手きままなさま。随意
    1. [初出の実例]「妄意、筆を援て、初学の句を雌黄す」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)二)
    2. [その他の文献]〔張鼐‐読卓吾老子述〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「妄意」の読み・字形・画数・意味

【妄意】もう(まう)い

臆測。宋・軾〔風水洞、二首、李節推に和す。一〕風轉じて、鳴り 泉幽にして、石門に潟(そそ)ぐ 心に地籟を聞き 桃源を覓(もと)む

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