久保田彦作(読み)くぼた ひこさく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久保田彦作」の解説

久保田彦作 くぼた-ひこさく

1846-1898 明治時代の戯作(げさく)者,歌舞伎作者
弘化(こうか)3年生まれ。5代尾上菊五郎付き作者をへて,河竹黙阿弥師事。明治11年戯作「鳥追阿松(とりおいおまつ)海上新話」を刊行。12年「歌舞伎新報主筆。22年東京歌舞伎座の創立にともない立(たて)作者となるが,9代市川団十郎,福地桜痴(おうち)と不和のため不遇におわった。明治31年1月3日死去。53歳。通称は竹柴幸次,村岡幸次。号は村柑子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android