妹尾アキ夫(読み)セノオ アキオ

20世紀日本人名事典 「妹尾アキ夫」の解説

妹尾 アキ夫
セノオ アキオ

大正・昭和期の翻訳家,小説家



生年
明治25(1892)年3月4日

没年
昭和37(1962)年4月19日

出生地
岡山県津山市

本名
妹尾 韶夫

学歴〔年〕
早稲田大学英文科〔大正8年〕卒

経歴
大正11年8月の「新青年」にフリーマンの「謎の犯人」を訳載、以来オーモニア、ビーストン、B.オースチンらの短編を翻訳、推理小説翻訳の第一人者として活躍。長編の翻訳には「矢の家」「赤い家の秘密」「災厄の町」「第四の郵便屋」「病院殺人事件」「耳すます家」などがある。創作にも「凍るアラベスク」「本牧ヴィナス」「深夜の音楽葬」など幻想美を追求した作品がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「妹尾アキ夫」の解説

妹尾アキ夫 せのお-アキお

1892-1962 大正-昭和時代の翻訳家,小説家。
明治25年3月4日生まれ。大正11年以来雑誌「新青年」にフリーマン,オーモニア,ミルン,クイーンらの推理小説を翻訳,紹介。また「凍るアラベスク」「深夜の音楽葬」などの怪奇幻想小説をかいた。昭和37年4月19日死去。70歳。岡山県出身。早大卒。本名は韶夫。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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