日本歴史地名大系 「妻坂峠」の解説 妻坂峠つまさかとうげ 埼玉県:入間郡名栗村上名栗村妻坂峠上名栗から秩父大宮へ通ずる道の上名栗と横瀬(よこぜ)町との境にある標高八三九メートルの峠。武川(たけかわ)岳(一〇五一・七メートル)と大持(おおもち)山(一二九四・一メートル)の間の鞍部に位置し、当峠の西側の山伏(やまぶし)峠より急坂で険しかったが、一里ほど短距離であったので利用者が多かったという。日本武尊にかかわる伝承や、秩父出自の畠山重忠にまつわる伝承が残る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by