日本大百科全書(ニッポニカ) 「委託販売貿易」の意味・わかりやすい解説 委託販売貿易いたくはんばいぼうえきforeign trade on consignment 信頼できる外国の業者に商品の販売を委託し、手数料を支払うという形の委託販売輸出、および、海外の委託者から国内の受託者が商品の販売の委託を受ける委託販売輸入を総称していう。海外の顧客や需要動向がまだよく知られていない新商品の輸出や新しい市場への売込みの際に、主として採用される。商品の所有権は、売りさばくまで委託者にあり、売れ残りなどに伴う損失の危険は、委託者が負担する。受託者は、売上げ代金から販売諸費用を差し引いた正味の販売代金を委託者に支払い、他方、委託者から一定の手数料を受け取る。[志田 明] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例