姥等(読み)ウバラ

デジタル大辞泉 「姥等」の意味・読み・例文・類語

うば‐ら【×等】

近世京都歳末に出た女乞食一種。赤い前垂れをかけ、手ぬぐいなどで顔を覆って物乞いをした。

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精選版 日本国語大辞典 「姥等」の意味・読み・例文・類語

うば‐ら【姥等・婆等】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 京都で歳末に出る女乞食の一種。《 季語・冬 》 〔俳諧・増山の井(1663)〕
    1. 姥等<b>①</b>〈人倫訓蒙図彙〉
      姥等人倫訓蒙図彙
  3. 老女
    1. [初出の実例]「物に馴たるうばら一人わらはめ一人そへて小舟にてこぎ出さす」(出典:読本・春雨物語(1808)宮木が塚)

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