デジタル大辞泉 「宮木」の意味・読み・例文・類語 みや‐ぎ【宮木】 《「みやき」とも》1 宮殿・神殿を造営するための用材。「―引く泉の杣そまに立つ民の休む時なく恋ひ渡るかも」〈万・二六四五〉2 宮殿の樹木。「荒れにけり志賀の都の秋風に一人や月の―守もるらん」〈新葉・秋下〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「宮木」の意味・読み・例文・類語 みや‐ぎ【宮木】 〘 名詞 〙 ( 「みやき」とも )① 宮殿・神殿を造営する用材。[初出の実例]「宮材(みやぎ)引く泉の杣に立つ民のやすむ時なく恋ひわたるかも」(出典:万葉集(8C後)一一・二六四五)② 宮廷の樹木。御苑の樹木。[初出の実例]「春の宮の梢、明け暮れの雲の絶え間にほの見ゆれば、馴れ馴れし宮木の」(出典:春のみやまぢ(1280)一一月一三日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮木」の解説 宮木 みやぎ ?-? 平安時代中期の遊女。「後拾遺和歌集」に歌が1首はいる。詞書によれば,播磨(はりま)(兵庫県)書写山の僧性空(しょうくう)が結縁経を供養した際,自分の布施(ふせ)だけをうけとらなかったため,「津の国の難波(なには)のことか法(のり)ならぬ遊びたはぶれまでとこそきけ」とよんだ。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の宮木の言及 【辰野[町]】より …伊那盆地北端に位置し,北から東にかけて塩尻,岡谷,諏訪の3市に接する。宮木,小野は近世三州街道(現,国道153号線)の宿駅であったが,1906年中央本線開通により辰野駅が置かれ,さらに09年伊那電車軌道(現,飯田線)の起点となり,駅の周辺が急速に発展した。中心部を南流する天竜川の本支流沿いには水田が開かれ,傾斜地は果樹園や桑園に利用されている。… ※「宮木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by