姫井村(読み)ひめいむら

日本歴史地名大系 「姫井村」の解説

姫井村
ひめいむら

[現在地名]旭志村弁利べんり

北は四町分しちようぶん(現菊池市)、南は湯船ゆぶね村に接する。くら岳の西麓智者ちしやヶ峰の裾野南端、谷山たにやま川と合志こうし川に挟まれた台地上にあり、隈府わいふ(現菊池市)より約二里の地。天正一七年(一五八九)検地帳に田一一町五反八畝余・畠六町八反四畝余、分米一六一石三斗余とある。慶長九年(一六〇四)九月の検地帳では田一一町九反八畝余、畠・屋敷七町五反四畝余、分米一六五石六斗余。


姫井村
ひめいむら

[現在地名]鹿央町合里あいざと

米野めの山の南裾山塊の南麓に位置し、東は上広かみひろ村、西は萩原はぎわら(現玉名郡菊水町)、南は谷沿いに並ぶ北谷きただに村・梅木谷うめのきだに村・大浦おおうら村、北は米野村に接する。近世玉名たまな郡内田手永に属した。寛永一二年(一六三五)の御給地地撫帳に村名があり、元禄国絵図には「米野村之内姫井村」と載せ、もとは米野村に含まれた。宝暦一三年(一七六三)の下ケ名寄帳によると田畠合四四町八反、その他が一六町一反五畝余、高三五六石六斗余。下ケ名に駄羅・天神目などがある。天保五年(一八三四)の内田手永手鑑では田一二町七反三畝余・畑九町四反三畝余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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