姫山(読み)ひめやま

日本歴史地名大系 「姫山」の解説

姫山
ひめやま

山口市街地の南に孤立する山で、標高一九九メートル。北麓で椹野ふしの川・仁保にほ川・小鯖おさば川が合流し西流する。萩満願まんがん寺旧蔵(現亡失)洪鐘はもとこの地にあった大恩だいおん寺のもので、その応永三二年(一四二五)三月の銘文に「防州吉敷郡平井保姫山大恩禅寺」とあり、山名をもって号としていたことが知られる。

姫山の名称由来については次のような伝えがある。その昔、山口に美女がいて領主に従わなかったことから城中の井戸で蛇責めにされた。美貌に生れた不幸をのろい死んだので、山口には美女が生れないようになったという。しかし、これは姫山の名による解釈伝説で、むしろ烽燧を立てる火の山の転訛か、もしくは山の転訛かとする説もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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