降参(読み)コウサン

デジタル大辞泉の解説

こう‐さん〔カウ‐〕【降参】

[名](スル)
戦いに負けて服従すること。「力尽きて降参する」
手に負えずに投げ出すこと。まいること。「君のしつこさには降参だ」

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世界大百科事典 第2版の解説

こうさん【降参】

たんにとも称し,合戦において勢いが尽きて服従する行為をいう。降参した者すなわち降人は多く捕縛され,顔に紙をかけられる。これは中国の面縛の故事にもとづく作法であるが,降人の恥への配慮を加味したものでもあったという。後三年の役で清原武衡(たけひら)が降参を申し入れたにもかかわらず,源義家が降参とは戦場で戦わなかった者のみ命を助けるのが法であり,戦った者はこの限りではないとして武衡を斬ったという話もあるが(《奥州後三年記》),降参人にたいする扱いは時々の事情により異なった。

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大辞林 第三版の解説

こうさん【降参】

( 名 ) スル
戦いや争いに負け、相手に従うこと。 「とうとう鬼は桃太郎に-しました」
やっかいな事柄にほどこす手段がなく、閉口すること。 「あいつの頑固さには-だ」 「雑踏に-して辛ふじて汽車に上る/ふところ日記 眉山

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