娑婆神峠(読み)さばがみとうげ

日本歴史地名大系 「娑婆神峠」の解説

娑婆神峠
さばがみとうげ

[現在地名]小川町中小野

中小野なかおの北東、標高二二五メートルにあり、古くは八代郡から益城郡へ至る幹線交通路上にあった。娑婆神峯とか鯖神嶺などとも表記された。「国誌」には峠に七本松があり、「幅三尺可リ横ニ海泥ノ如キ土地アリ、一説ニ古ヘノ黒髪山ト云、中古ヨリサバキ髪トモ云リ、今サハカミト称ス」と地名の由来に触れる。軍事的にも利用され、「甲斐宗運軍記」「響原合戦記」など多くの戦記にもしばしば記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む