改訂新版 世界大百科事典 「婦人世界」の意味・わかりやすい解説 婦人世界 (ふじんせかい) 1906年1月に実業之日本社から創刊された女性雑誌。大衆作家の村井弦斎を編集顧問に迎えて料理・育児などの実用記事,家庭婦人のための修養記事などを売りものにした。文芸欄では河井酔茗らが詩を,与謝野晶子が短歌を担当したほか,家庭小説を連載し,読者の人気を博した。また,それまでの雑誌販売では小売店の買切制であったのをあらため,返品自由の委託販売をはじめて採用し,発行部数をのばした。33年5月終刊。執筆者:有山 輝雄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by