家庭医学館 「子どもの乱視」の解説
こどものらんし【子どもの乱視 Astigmatism】
乱視は、遠くから目に入ってきた光がどこにも像を結ぶことができない状態をいいます(乱視(「乱視」))。乱視は円柱(えんちゅう)レンズによって矯正(きょうせい)することができます。
子どもの乱視は、弱視(じゃくし)(「弱視」)の原因となる場合があり(屈折弱視(くっせつじゃくし))、1.5~2.0ディオプター(屈折度の単位)程度の乱視でも、弱視を生じる場合があります。視力が0.5以下であったり、1.5ディオプター以上の乱視がある場合には眼鏡矯正が必要です。また、近視(きんし)や遠視(えんし)に乱視をともなっている場合には、1.5ディオプター以下であっても、乱視を含めた眼鏡矯正が望ましいと考えられます。