子宮発育不全(読み)しきゅうはついくふぜん

百科事典マイペディア 「子宮発育不全」の意味・わかりやすい解説

子宮発育不全【しきゅうはついくふぜん】

子宮発育が不十分なもの。胎児期の子宮は頸(けい)部が体部より大きいが,10歳ごろまでの間に子宮体部頸部の比が同じくらいの小児子宮となり,思春期に達すると体部は頸部より大きくなり,20歳前後で成熟する。発育不全の子宮はその発育が中途で停止したもの。単に子宮が小さいだけで機能が完全であれば妊娠の可能性はあるが,機能が不全の場合には無月経月経過少などの月経異常があり,妊娠しても流産しやすい。治療にはホルモン療法のほか,全身の健康を図ることが必要。
→関連項目月経過多

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