子思子(読み)シシシ

デジタル大辞泉 「子思子」の意味・読み・例文・類語

ししし【子思子】

中国思想書
もと23編であったが散逸戦国時代子思著。「中庸」はその残存部分といわれる。
1巻。宋の汪晫おうたく編。「中庸」その他古典から、子思の言行を集録し、内編外編に分けたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「子思子」の意味・読み・例文・類語

ししし【子思子】

中国の儒書
[一] 春秋戦国時代孔子の孫の子思撰。「漢書‐芸文志」によると「子思子二十三篇」とあるが、現在散逸し、「礼記」中の「中庸」がその残存したものといわれる。
[二] 一巻。宋の汪晫(おうたく)編。「中庸」やその他の書から子思の言行を集めて、内篇天命・鳶(えん)魚・誠明、外篇を無憂・胡母豹・喪服・魯繆(ろぼく)公・任賢・過斉の九編に分けたもの。

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