こをとろ‐ことろ【子捕子捕】
- 〘 名詞 〙 子どもの遊戯の一つ。数人が前にいる者の帯の結び目にすがって連なり、最前になっている者を親とし、最後尾になっている者を子とする。別に一人が鬼となって、最後尾の子をつかまえようとするのを、親が両手をひろげて防いで遊ぶもの。子がつかまえられると、親、子、鬼が交代する。古くからある遊びで、「三国伝記(1407‐46頃か)」には比比丘女(ひふくめ)の名でみられる。子とり。
こをとろことろ〈守貞漫稿〉
- [初出の実例]「子をとろ子とろといふ見えで馬に成り」(出典:雑俳・柳多留‐三(1768))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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