子授け(読み)こさずけ

改訂新版 世界大百科事典 「子授け」の意味・わかりやすい解説

子授け (こさずけ)

子のない者,子の欲しい者が神仏妊娠祈願をする風は現在もひろく行われ,種々の俗信,呪法がある。子授けの神としては,土地により異なるが,子安神子安観音子安地蔵,淡島(あわしま)様(淡島信仰),塩釜様,関東地方に多い産泰様などが信仰されている。子どものある人と一緒にまいると子が授かるといい,授かったらお礼参りにいく。子どもがなかなかできない時には,他から子どもをもらって育てていると,やがて妊娠して実子が生まれるという地方も多い。このモライゴをタネゴとかセリゴなどと呼ぶ。また神ばかりでなく子産石(こうみいし)とか子持石,子得石(こうるいし)などという,海や川から拾ってきた石を毎日拝むと子ができるとか,道祖神へ供えた石で腹をなでるとできるなどという。その他,他人のえな(胞衣)を食べたり,またいだりするとみごもるなど,えなと関係する子授けの俗信もひろくみられる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 ゆき

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

大寒の用語解説を読む