…子安神の名は《三代実録》に〈美濃国児安神〉とあり,その信仰は古い。子安神には木花之開耶姫(このはなのさくやびめ)を祭神とする子安神社と,観音・地蔵などと結びついた子安観音・子安地蔵とが全国的に分布している。子安観音は中国の慈母観音の影響を受けたといわれ,幼児を抱いた慈母の像で,西日本に多く,堂または神社の形をとって祀られている。…
※「子安地蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...