子安地蔵(読み)コヤスジゾウ

デジタル大辞泉 「子安地蔵」の意味・読み・例文・類語

こやす‐じぞう〔‐ヂザウ〕【子安地蔵】

妊婦安産を守護するという地蔵尊

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精選版 日本国語大辞典 「子安地蔵」の意味・読み・例文・類語

こやす‐じぞう‥ヂザウ【子安地蔵】

  1. 〘 名詞 〙 妊婦の安産を守護するという地蔵菩薩子安地蔵
    1. [初出の実例]「ゆたん包を明て金糸の組帯を取出し、是は子安地蔵(コヤスヂゾウ)腹帯なるが、女の大願とかぬといふためしなし」(出典浮世草子新可笑記(1688)一)

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世界大百科事典(旧版)内の子安地蔵の言及

【子安神】より

…子安神の名は《三代実録》に〈美濃国児安神〉とあり,その信仰は古い。子安神には木花之開耶姫(このはなのさくやびめ)を祭神とする子安神社と,観音・地蔵などと結びついた子安観音・子安地蔵とが全国的に分布している。子安観音は中国の慈母観音の影響を受けたといわれ,幼児を抱いた慈母の像で,西日本に多く,堂または神社の形をとって祀られている。…

※「子安地蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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