子柄(読み)コガラ

デジタル大辞泉 「子柄」の意味・読み・例文・類語

こ‐がら【子柄】

子供の顔だち・態度芸妓容姿などにもいう。
「―のいのを内に置くと、いやおうなしに連れて行ってしまいなさる」〈鴎外

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「子柄」の意味・読み・例文・類語

こ‐がら【子柄】

  1. 〘 名詞 〙 子どもの顔だち、体格、態度など。また、芸娼妓としての容姿、態度。
    1. [初出の実例]「おしづさんなんざア子柄(コガラ)はよしさ、きれもんといふもんだからお客は沢山あるしか」(出典洒落本・船頭深話(1802)一)
    2. 「子柄がわるい代りに病気がないのが取柄だと思ふと」(出典:縮図(1941)〈徳田秋声〉日蔭に居りて)

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