取柄(読み)トリエ

デジタル大辞泉 「取柄」の意味・読み・例文・類語

とり‐え【取(り)柄/取(り)得】

とりたててすぐれた点。長所。「―のない人」「丈夫だけが―」
[類語]特長長所見どころ美点売り強み身上魅力持ち味特色特質特性本領売り物真価真骨頂真面目本調子セールスポイントチャームポイントストロングポイントメリット

と‐つか【柄】

弓やむちなどの握りの部分

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精選版 日本国語大辞典 「取柄」の意味・読み・例文・類語

と‐つか【取柄】

  1. 〘 名詞 〙 弓や鞭(むち)などの、手で握り持つ部分。握(にぎり)
    1. [初出の実例]「次随身六人〈略〉弓巻樺并紺組、取柄巻青地錦」(出典:御禊行幸服飾部類(14C中‐後か))

とっ‐つか【取柄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「とりづか(取柄)」の変化した語 ) 馬の鞭の手で持つところ。手に取る物を指して比喩的にも用いる。
    1. [初出の実例]「必松の枝手にとって、扇にもつかい、蚊をもはらわれたぞ。それを談柄と云たぞ。談論のとっつかの心ぞ」(出典:玉塵抄(1563)五)

とり‐づか【取柄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「とりつか」とも ) 弓、鞭、手杵(てぎね)などの手で握る部分。とつか。
    1. [初出の実例]「平判官の弓の取つかの上、一束をきて射削り」(出典:慈光寺本承久記(1240頃か)上)

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