子規(読み)シキ

精選版 日本国語大辞典 「子規」の意味・読み・例文・類語

し‐き【子規】

  1. 〘 名詞 〙 鳥「ほととぎす(杜鵑)」の異名
    1. [初出の実例]「瞿曇今日出胞胎。一曲汝歌帰去来。畢竟誰生誰又滅。子規啼血暮山哀」(出典:了幻集(1392頃)悼道正居士四月八日遇害亡)
    2. [その他の文献]〔大和本草(1709)〕〔杜甫‐子規詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「子規」の読み・字形・画数・意味

【子規】しき

ほととぎす。唐・李白王昌齢の竜標に左遷せられしを聞き、遥かにこの寄有り〕詩 楊ち盡して、子規(な)く 聞(きくな)らく、標(りゆうへう)(王昌齢をさす)五溪をぐと 我愁心を寄せてに與ふ 風に隨つて直ちに到れ、夜の西

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