子負虫(読み)コオイムシ

デジタル大辞泉 「子負虫」の意味・読み・例文・類語

こおい‐むし〔こおひ‐〕【子負虫】

半翅はんし目コオイムシ科の昆虫。田・池沼などにすみ、体は扁平へんぺい楕円形、暗黄褐色で、タガメに似るが、より小形。初夏に雌は雄の背に多数の卵を産みつけ、雄はそれが孵化ふかするまでの約12日間背につけたままでいる。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「子負虫」の意味・読み・例文・類語

こおい‐むしこおひ‥【子負虫】

  1. 〘 名詞 〙 カメムシ(半翅)目コオイムシ科の水生昆虫。体長約二センチメートル。体は扁平な卵形で、全体に暗褐色水田、池沼に多く、灯火に飛来することもある。春の産卵期に雌は雄の背に多くの卵を産み、雄は卵がかえるまで背中一面に卵をつけたままでいる習性がある。本州以南の各地、ロシア極東部、中国などに分布。本州には近似オオコオイムシ生息。《 季語・夏 》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「子負虫」の解説

子負虫 (コオイムシ)

学名Diplonychus japonicus
動物。タガメ科の昆虫

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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