孔竅(読み)こうきょう

精選版 日本国語大辞典 「孔竅」の意味・読み・例文・類語

こう‐きょう‥ケウ【孔竅】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「孔」「竅」ともに穴の意 ) あな。孔穴
    1. [初出の実例]「凡以物置人耳鼻及孔竅中。有妨者。杖六十」(出典:律(718)賊盗)
    2. 「極小の孔竅(コウキャウ)(〈注〉アナ)と雖とも、天日の光を空中に納れ」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「孔竅」の読み・字形・画数・意味

【孔竅】こうきよう(けう)

あな。人の耳鼻眼口をもいう。〔淮南子、精神訓〕夫(そ)れ孔竅なるは、(こいう)にして、氣志なるは、五候なり。

字通「孔」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android