

るなり」と訓し、「乙(いつ)と子に從ふ。乙(燕)は子を
ふの候鳥なり。乙至りて子を得。之れを嘉美するなり」とするが、金文の字形は乙に従う形とはみえず、子の後頭部に、小曲点を加えた形である。金文の〔
季子白盤(かくきしはくばん)〕に「王孔(はなは)だ白(子白)に義(儀)を加ふ」「孔だ
(あき)らかにして光
(あ)(有)り」など、孔甚の意に用いる。出生児の後頭部に、生子儀礼として剃刀を加えるなどのことがあって、それは嘉礼とされたのであろう。〔説文〕にまた「古人、名は嘉、字は子孔」と名字対待の例をしるしている。嘉礼の意よりして、大なり、甚なりなどの義を生じたのであろう。
〕に孔声の字として吼を収め、「牛鳴くなり」という。字はまた吽に作る。吼はその擬声語であろう。
(空)khongは同声。好xuも声義の関係があり、好とは璧好、環のように璧の中孔あることをいう。孔はそのような形に髪を剃るのかもしれない。
khiong、
kheong、
khuanは、ものを通すような孔穴をいう。
孔・隙孔・穴孔・鑿孔・鑽孔・
孔・銭孔・洞孔・瞳孔・鼻孔出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...