存没(読み)そんぼつ

精選版 日本国語大辞典 「存没」の意味・読み・例文・類語

そん‐ぼつ【存没】

  1. 〘 名詞 〙 生きているものと死んだもの。生と死。また、生まれ死ぬこと。
    1. [初出の実例]「空事傷悼、无益存没」(出典:性霊集‐六(835頃)藤大使為亡児願文)
    2. 「存没するがゆゑに。明暗にかかはれず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)即心是仏)
    3. [その他の文献]〔宋之問‐魯忠王挽詞〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「存没」の読み・字形・画数・意味

【存没】そんぼつ

生死。南朝宋・顔延之〔始安郡より都に還り~巴陵城楼に登りて作る〕詩 古、を陳(つら)ね 百代伏を勞す 存沒、(つひ)に何人ぞ 烱介(けいかい)(かがやく操)淑に在り

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