季節保育所(読み)きせつほいくじょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

季節保育所
きせつほいくじょ

かつては「農繁期託児所」といわれ,農繁期漁期など保護者が多忙な時期だけ乳幼児を保育する臨時の保育所である。 1890年に筧雄平が鳥取県に開いたものが最も古い。昭和に入って全国に普及し,第2次世界大戦中は当局の奨励もあって全国に2万ヵ所以上も開設された。 1953年以来国庫補助により季節ごとに設置されてきたが,農・漁業労働の合理化多角経営の普及により繁閑の差が少くなったことや,また農村の兼業化が一般化して主婦が農業労働の主体となるために,「保育に欠ける」子供が多くなり,母体保護への対応とも相まって常設の保育所に変ってきた。

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