学生教育研究災害障害保険(読み)がくせいきょういくけんきゅうさいがいしょうがいほけん

大学事典 の解説

学生教育研究災害障害保険
がくせいきょういくけんきゅうさいがいしょうがいほけん

学生が教育研究活動中に被った災害に対して必要な給付を行い,大学の教育研究活動の充実・発展に寄与することを趣旨として,1976年度から始められた災害補償制度。本保険は公益財団法人日本国際教育支援協会が契約者となり,損保会社の共同保険契約となっている。補償対象は,①正課中,②学校行事中,③キャンパス内にいる間の課外活動中である。「通学中等傷害担保特約の補償範囲」および「接触感染予防保険支払特約」があり,補償範囲は前者が通学中と学校施設等相互間の移動中,後者の場合は臨床実習の目的で使用される施設内で感染症病原体に予期せずして接触し,その接触感染に対する感染症予防措置を受けた場合と定められている。保険金の種類は死亡保険,後遺傷害保険金,医療保険金(入院加算金),接触感染予防保険金に分かれ,保険加入金は昼間部と夜間部と通信部とで若干異なる。
著者: 松浦寛

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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