学習机(読み)がくしゅうづくえ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「学習机」の意味・わかりやすい解説

学習机
がくしゅうづくえ

学童が家庭で使う勉強机。学校にはいろいろな高さの机、椅子(いす)がそろえられ、毎年交換されるが、家庭では一つの机を長年用いるので、成長する体位にあわせて高さを調節できる構造にしているのが特徴である。とくに児童・生徒の新入学時に需要があり、家具産業の一分野を占めている。JIS(ジス)(日本産業規格)では机、棚および照明器具のみを対象とし、寸法性能について細かく規定している。昭和40年代はほとんどスチールでつくられ、付属品の過当競争が話題になったが、JIS制定(1975)後は健康的な方向に向かい、材料も木が多用されるようになった。現在では木製もしくは木と金属とを組み合わせた製品がほとんどを占めている。

加藤 力]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む