百科事典マイペディア 「孫君沢」の意味・わかりやすい解説 孫君沢【そんくんたく】 中国,元代の画家。生没年不詳。南宋院体山水画の伝統の残る浙江地方に生まれ,馬遠,夏珪(かけい)の画風を学んで山水人物をよくした。代表作《楼閣山水図》は馬遠の構図法と夏珪の湿潤な筆法をくむものだが,やや形式化し,画趣は平板。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「孫君沢」の意味・わかりやすい解説 孫君沢そんくんたくSun Jun-ze 中国,元の画家。銭塘 (浙江省杭州) の人。馬遠,夏珪などの南宋の院体画法を学び,墨色豊かな山水画を描いた。墨色のコントラストが強く構図も整っているが,画趣は乏しい。作品は日本にも多く舶載され,「君沢様」として大きな影響を及ぼした。代表作『山水図』 (アメリカ,景元斎家) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by