日本歴史地名大系 「宇久島村」の解説
宇久島村
うくじまむら
近世の村名で、初め福江藩領、のち同藩領と旗本五島領となる。史料上は宇久中・宇久島中などとも記され、宇久島・
寛文元年より一部が旗本五島領(富江領)となる。元禄一三年(一七〇〇)の宇久島高辻目録では高二千六五八石余のうち田八一八石余・本畠一千二二八石余・屋敷一七石余・野畠二六〇石余で、うち寺社領二六九石余・蔵入一千一八六石余・給地分一千一〇四石余・村々小知行分四五石余・屋敷高五〇石余、また鯨船挽場五斗余・水神祭田四斗余など。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報