宇夫階神社(読み)うぶしなじんじや

日本歴史地名大系 「宇夫階神社」の解説

宇夫階神社
うぶしなじんじや

[現在地名]宇多津町 横町

宇多津町の西端、あおノ山北麓に鎮座。もと当地は海浜であったという。祭神大己貴命、豊受皇大神を配祀。別に小烏こがらす大明神とも称した。旧県社。貞観六年(八六四)一〇月一五日、宇夫志奈神が従五位下に(三代実録)、寛平三年(八九一)九月二四日には従五位上となっており(日本紀略)、当地方の有力社であった。「全讃史」によれば、讃留霊王が国内を巡行したとき小烏が前を飛び、これに従って順道を得た。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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