宇多津町(読み)ウタヅチョウ

デジタル大辞泉 「宇多津町」の意味・読み・例文・類語

うたづ‐ちょう〔‐チヤウ〕【宇多津町】

宇多津

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日本歴史地名大系 「宇多津町」の解説

宇多津町
うたづちよう

面積:七・九八平方キロ

東の坂出市と西の丸亀市に挟まれて、綾歌郡の飛地のように位置している。北は瀬戸内海に面し、東に聖通寺しようつうじ(一一六・七メートル)つの(津の山、一八四・二メートル)、西にあおノ山(二二四・五メートル)があり、両市との境をなしている。ほぼ中央部を大束だいそく川が北流し瀬戸内海に注ぐ。中央部北寄りを東西にJR予讃本線、海岸沿いを同線宇多津駅より分れた瀬戸大橋線が通る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宇多津町」の意味・わかりやすい解説

宇多津〔町〕
うたづ

香川県中部,坂出市の西に接し,備讃瀬戸にのぞむ町。 1898年町制。 1955年飯野村の一部を編入。中心集落の宇多津は旧鵜足 (うたり) 郡の津でこの名がある。高松藩の米倉がおかれ,金刀比羅参りの船着場として栄え,明治初年に大塩田が開かれた。塩田跡には瀬戸大橋線の四国側の玄関口宇多津駅が開設,市街化が進んでいる。大束川河口部から塩田跡にかけて家庭電器,メリヤス,建築部材などの工場があり,工業地化が進んだ。坂出市との境の聖通寺山には,番の州工業地区を見渡す常盤公園,重要文化財の千手観音立像を所蔵する聖通寺がある。郷照寺は四国八十八ヵ所の第 78番札所。 JR予讃線が通り北部に瀬戸大橋が開通してからは町域東部を瀬戸中央自動車道が通るなど町勢が拡大している。面積 8.10km2。人口 1万8699(2020)。

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