宇治渡(読み)うじのわたり

日本歴史地名大系 「宇治渡」の解説

宇治渡
うじのわたり

古北陸道(のちの奈良街道)が宇治川を越す辺りの渡河点。「古事記」応神天皇(「日本書紀」では仁徳天皇即位前紀)

<資料は省略されています>

という大山守命の歌や、菟道稚郎子長歌があり、古くから重要な渡りであった。「万葉集」にも巻一三に近江への道筋を詠み込んだ二首の長歌に「ちはやぶる宇治の渡」とあるほか、巻一一には

<資料は省略されています>

がある。「五代集歌枕」「八雲御抄」に載る歌枕で、次のような歌がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android