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宇波西神事 うわせしんじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宇波西神事
うわせしんじ

福井県若狭町気山の宇波西神社で,毎年 4月8日に行なわれている春祭り。氏子各集落の宮座が集まって祭りを行なうが,祭神が最初に現れたと伝わる日向地区(ひるがちく)の出神家(渡辺六郎右衛門家)の当主が持参する神刀が到着しないと始められないとされている。午前中の祭典のあと,午後になると,中世以来の芸能といわれる王の舞,獅子舞,田楽が境内で演じられる。これらの芸能は,いずれも古来担当する地区が決まっている。このうち王の舞は,古い舞楽の系譜をひくと考えられる若狭地方に特有の芸能で,鳥甲(とりかぶと)と赤い鼻高面,赤い装束を着けた青年が,を持って約 45分間かけて舞う。人々を苦しめていた暴れ牛をしずめるために始まったとも伝わる清めの舞だが,舞人を転倒させると豊作になるともいわれている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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