宇野清左衛門(読み)ウノ セイザエモン

20世紀日本人名事典 「宇野清左衛門」の解説

宇野 清左衛門
ウノ セイザエモン

明治大正期の実業家 青森県農工銀行頭取;貴院議員。



生年
嘉永2年5月28日(1849年)

没年
大正15(1926)年3月22日

出生地
青森県南津軽郡六郷村上十川(現・黒石市)

経歴
明治・大正を通しての南黒地方第一の大地主、豪農で、青森県下納税額10位を下回ったことがない多額納税者であった。明治23年生地の青森県南津軽郡六郷村の村長となる。青森県森林会議員、大日本産業組合中央会会員などを務めたほか、青森県農工銀行頭取、33年尾上銀行を創立して取締役となり、また黒石銀行取締役などを歴任した。30年貴族院議員に立候補して落選したが、大正3年に当選して念願を果たす。明治44年仇敵の間柄だった加藤宇兵衛長男に孫娘みよ(長男勇作の長女)を嫁がせ、仲人は県政界の実力者・竹内清明で、政略結婚との世評が立った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宇野清左衛門」の解説

宇野清左衛門 うの-せいざえもん

1849-1926 明治-大正時代の実業家。
嘉永(かえい)2年5月28日生まれ。明治23年生地の青森県南津軽郡六郷村長となる。のち青森県農工銀行頭取,尾上銀行,黒石銀行各取締役などをつとめた。大正3年貴族院議員。大正15年3月22日死去。78歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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