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安中城 あんなかじょう

日本の城がわかる事典の解説

あんなかじょう【安中城】

群馬県安中市にあった戦国時代の城郭。1559年(永禄2)に、甲斐の武田信玄の西上野進出に備えるため、安中忠政によって築かれた。同城築城後、嫡子忠成を城将とし、忠政自身は松井田城を強化して信玄に備えた。1561年(永禄4)、信玄は安中城と松井田城の中間に陣城を築いて両城を分断し、1564年(永禄7)には両城を攻略した。その後、安中城は武田氏の城となった。1575年(天正3)の長篠の戦い後は、廃城同然の状態になったが、関東に国替えになった徳川家康臣下の井伊直勝が安中に入封、同城を再築・再興させた。その後、安中藩が成立、藩主はめまぐるしく変わったが、陣屋造りの城が明治に入るまで存続した。現在、文化センターや安中小学校のある一帯がかつての本丸である。安中小学校正門前には安中城跡の碑がある。安中城の遺構はほとんど失われてしまっているが、かつての外郭に2棟の武家屋敷が移築されて現存している。また、未検証だが、市内の熊野神社および民家にそれぞれ城門が、また市内民家に武器庫が移築されている。JR信越本線安中駅からバスで大手前下車。

出典|講談社日本の城がわかる事典について | 情報

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